Ich verliebte mich in Sie.

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番外編■アデルの憂鬱

みなさんはじめまして。
僕の名前はアデル・ダルク。
パパの名前はガルデル。ママの名前はリアベル。
パパとママはとっても仲良しです。

「おはようリアベルちゃん」
「おはようガルデルさん」
「パパ、ママおはよ~」

あ、ベルデ兄ちゃだ。
兄ちゃは優しくてちょっぴり夢見がち…と僕は思ってる。

「アデルくん、おはよう」
「おはよ、ママ」



アデルの憂鬱





確か今日はパパとママはデートだって言ってたから僕はおとなしく家に居ることにする。
でも兄ちゃは空気が読めないんだ。読めないんだ!!

「に、兄ちゃ、どこ行くの?」
「パパとママについていくんだよ~」
「きょ、今日はダメだよ!」
「何で?ほら、アデルも一緒に行こう~」

ここで兄ちゃだけ行かせちゃダメだ!
結局僕もついていくことになってしまった。
今日のデート先は温泉。温泉あったかい。
パパとママがゆっくりしているそばで兄ちゃは楽しそうにしている。
そして兄ちゃはパパにお湯をぶっかけた。そう、ザバー!という感じで。
でもパパは優しいから怒らない。

「ベルデくんは元気だね。でも人にお湯をかけちゃダメなんだよ」
「そうよ、ベルデくん。パパにごめんなさいは?」
「ごめんなさい~」

兄ちゃはすごすごと僕の元へと戻ってきた。

「…ガルデルさん」
「ん?なに、どうしたのリアベルちゃん」

前髪をかき上げようとしていたパパの手をつかんで、
パパの珍しい一面を見てママが頬を赤くしていたなんて事、僕は知らない。
その後、パパがママにちゅーしていたのを僕は知らない。…僕は知らない!



兄ちゃは、よくパパとパンセントで遊んでる。
僕も教えてもらったけど、まだちょっと難しい。
兄ちゃには勝てるけどパパには勝てないもん。

「リアベルちゃん、どこに欲しい?」
「ど、どこって…唇…?」
「じゃあ、して欲しいところ以外全部にキスしてあげる」
「っな!」

パパはママに意地悪するのが好きだ。
それでもママはパパが大好きだから、僕には良くわからない。
今日も兄ちゃはパパにパンセントの対戦をしようと言う。
でも兄ちゃは空気が読めないんだ本当に。

「パパ~対戦…」
「待って兄ちゃ」

どう見たって今パパとママは二人だけの世界だ。邪魔しちゃ悪いし。
兄ちゃはその辺考えないで甘えるんだから。僕が気を使わなくちゃダメなんだ。

「唇にはしてくれないの?」
「して欲しいところ以外って言ったでしょ?」
「じゃあ、唇以外にして」
「しょうがないなぁ。オマケだよ」
「んっ…」

結局ちゅーするんじゃん。って、僕は何も見てない、見てないもん!

「ねぇ、アデル。まだダメなの?」
「兄ちゃ…パンセントは僕とやろ」
「うん、いいよ~。今度こそ勝つからね」

結局兄ちゃは僕には勝てなかったし、
パパとママはしばらく二人の世界から帰ってこなかった。



パパはよく夜遅くに帰ってくる。
試合観戦に行ったり、訓練に行ったりしているみたい。
僕や兄ちゃは、ママと先に寝ちゃうんだけど、
朝たまたま早くに目が覚めた時必ずママはパパと一緒のベッドで寝てる。
一年に二回ママが夜遅くまで出かけてるんだけど、
ママは必ずパパの横に入ってくるんだ。
そんなママにパパは決まってこう言うんだ。

「おかえり、あまえんぼさん」
「ただいま」

このときだけは、パパからじゃなくてママからちゅーをするんだ。



兄ちゃはこんなこと全然知らない。
ママもたぶん僕が知ってるなんて事気づいてない。
でもたぶんパパは…。

「アデルくん、夜更かしはダメだよ」
「うん、おやすみなさぁい」

まったく。なんで僕ばっかり。
でも、僕はパパもママも兄ちゃも大好きでしかたがないんだ。
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