Ich verliebte mich in Sie.

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Bittersweet Love7

※注意:この小説は私の妄想と妄想と暴走によって作られたものです。また、ナルル王国のパワーアップ前にプレイした初代夫婦の物語ですので、多少のズレなどがあるかもしれません。それでもよろしければ、どうぞ読んであげてくださいw







Bittersweet Love



アヤノは朝早くに目が覚めた。
カーテンを開けて、アヤノはキョトンとしてしまった。窓の外は薄暗かった。
まだ夜明け前なのかもと思ったが、
窓の外には楽しそうに談話しているヨハネスとロザリーの姿があった。
不思議に思ってカレンダーを見て納得した。

「あぁ、今日はエナの日なんだ…」

エナの日には確か王宮前でエナコンテストという、
この国で一番魅力的な人を選ぶイベントがある。

「レニーさんも、居るんだろうなぁ」

あの日、レニーに関わるなと言われてから、一言も話していなかった。
話したくないわけじゃない。むしろ話したいし、一緒に居たい。
だけど彼はそれを望んでいない。けれど…。

「一目でいい、レニーさんに会いたい」

早めに行けば人も多いだろうし、気づかれないかもしれない。
気づかれるかもしれない。でも、もう我慢できない。
気持ちを抑えることができなかった。
家を出て足早に王宮前へと向かうアヤノの視界の端に、見覚えのある後ろ姿が二つ入ってきた。

「レニーさんとボリーヌさん…?」

アヤノは混乱した。何故二人が会っているのだろう?
レニーさんが自分に関わるなと言ったのは、彼女とまた会う為だった?

「今まで、私がやってきたことって…」

愕然として瞳から涙がこぼれた。涙に気づくと、
次から次へと溢れ出して止まらなくなった。
ここで泣き崩れるわけにもいかず、来た道を引き返そうとしたらサムに出会った。

「アヤノどうしたの?」
「サ、サム…」
「おいで、こっち」
「で、でも」

泣いているアヤノの腕をつかんでサムは問答無用で引っ張っていく。
どうしていいか分からないアヤノはサムに引っ張られるままに歩いていく。

「あれは…アヤノちゃん?」

なんだか様子のおかしい二人を目撃したのはロザリーだった。
サムには噂の件でいい印象を持っていないロザリーは心配になった。

「あら、ロザリーちゃんどうしたの?」
「ボリーヌさん!どうしようっ」
「どうしたの?」



「サム。どこまで行くの?この先は嘆きの崖じゃ…」
「ねぇ、もう諦めなよ」
「え?」
「ヨハネスもレニーも、キミの事なんか見てないよ」
「っ!!」
「だからさ…」

サムに両腕を押さえ込まれ、壁に押し付けられる。
いつも笑っていた彼の優しい瞳はそこにはなく、アヤノはサムの鋭い目に恐怖した。

「だからさぁアヤノ。僕を選びなよ」
「サ…サム、でも私は…」

腕を解こうにも、所詮は男と女。
力の差は歴然としていて、びくともしない。サムの顔が近づいてくる。
このままだとキスされてしまう…。それだけは避けたかった。
サムと関係を持つなど、今のアヤノには受け入れられなかった。

「や、やめてっ」

怖くて目をつぶった瞬間、前方に居るはずのサムとは違う方向から、
強い力で引っ張られ抱きしめられた。

「キミ…」
「すみませんサム殿下。この子はオレのなんで」

アヤノを抱きしめていたのはレニーだった。
レニーは急いで来たのか少し息が上がっていた。
そんな彼に呆れ顔でサムは早く行けとでも言うような手振りをする。

「まったく、遅いんだよキミ。早く行きなよ」

アヤノを連れて行ったレニーの後ろ姿に、
そうつぶやいたサムの言葉は誰にも届くことはなかった。


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