Ich verliebte mich in Sie.

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Bittersweet Love4

※注意:この小説は私の妄想と妄想と暴走によって作られたものです。また、ナルル王国のパワーアップ前にプレイした初代夫婦の物語ですので、多少のズレなどがあるかもしれません。それでもよろしければ、どうぞ読んであげてくださいw







Bittersweet Love



「おいで」
「へ?」

ぶつかった相手はアヤノの肩に手を回すと歩き出した。
いきなりのことで驚いたアヤノはようやく顔を上げて相手を見た。
ぶつかった相手は赤毛のノームスティルグ員の男性だった。
アヤノはなす術もなく、彼の進むままについていった。
相手の男に連れられてきたのは誰も居ない東公園だった。
東公園の芝の滑り台付近に腰を下ろした相手に隣に座るように言われしぶしぶと腰を下ろす。

「あの…ぶつかってしまってごめんなさい」
「ん?いいよ。…何か辛いことがあったんでしょ?」
「あ…。はい」
「よしよし。ここにはオレしか居ないから、思いっきり泣くと良いよ」

そういって相手の男はにっこりと微笑み、アヤノの頭をやさしくなでた。
移住してきて一番仲がよかったのはヨハネスだ。だけどヨハネスだけは頼れない。
誰を頼って良いのか今のアヤノにはわからない。
相手は知らない人なのにそのやさしい手つきに、止まったはずの涙が再び溢れ出す。
そんな彼女の頭をなでる手とは反対の手で抱き寄せた。

 今はこの人にすべて委ねてしまおう。何も考えたくない。今だけは…。
 男は身を委ねてきた少女を彼女が泣き止むまで優しく抱きしめていた。

「今は、オレがそばに居てあげるよ」



「やぁ、アヤノちゃん。おはよう」
「あ、おっおはようございますレニーさん」

ヨハネスとロザリーのキスシーンを見てしまったあの日、
そばに居てくれたノームスティルグ員の男は、翌日からよく声をかけてくれるようになった。
そのおかげか、二人のことを思い出して落ち込むことも少なくてすんだ。

「あの、今日も訓練頑張ってくださいね」
「ありがとうアヤノちゃん」

今日はロークエルグへと向かう途中で、訓練に向かうらしいレニーに声をかけられた。
彼にはとても感謝してもしきれない。
もしあの時彼に出会わなければ今もまだ家にこもっていたかもしれない。

「レニー!」
「あぁ、ボリーヌさん。おはよう」
「おはよう嘆きの崖に行くなら一緒に行かない?」
「いいですよ。じゃあアヤノちゃん。お仕事頑張ってね」
「はい」

レニーは後ろからやってきたシルフィスティルグ員の女性と一緒に訓練に行ってしまった。
そんな二人を見送って、仕事に行こうとすると、周りのヒソヒソ話が耳に入ってきた。

「いやよね、訓練なんて嘘ばっかり」
「どうせ妖魔の森にでも行ってるんじゃない?」
「モテ王も人妻に手を出しちゃあ…ねぇ?」
「…え?」

聞こえてきた言葉にアヤノは衝撃を受けた。
レニーがモテ王なのは先日掲示板を見て知ったけれど、ま
さかあの二人が不倫関係にあるなどと、思ってもみなかった。

「若い子に飽きたんじゃなくて?ふふ」
「モテ王になると性格もゆがんじゃうんじゃない?」

クスクスと笑いながら陰口を言う周りにアヤノは嫌悪し、足早に仕事場へと向かった。

「レニーさん、すごく優しい人なのにな…」

不倫はよくないことではあるが、レニーが優しい人だということはここ数日で実感していた。

あの日、彼は何も聞かずにただ黙って抱きしめてくれた。
知らない女性を抱きしめるなんて、さすがモテ王だと思ってしまう。
けれどもあの時の彼の抱擁は、男のものというより、まるで父親のような優しいものであった。

「そうよ!不倫する暇がなくなるくらい、何かがあればいいんだわ!」

ロツを収穫しながら、一人名案だといわんばかりの笑顔で言った。

「でも、何かって…どうしよう。飲みに誘う?
 ううん、お酒に頼ってもね。私そんなに強くないし…」

ダメだ、と首を横に振る。色々考えているうちに気づけば夕方になっていた。
仕事帰りに温泉にでも入ろうと、天空の道を通りかかったとき、
アラクト渡船場の方から声が聞こえてきた。
何かと思って見に行けば、技伝承の場面に出くわした。

「!そうよ。私もティルグ員を目指せばいいんだわ!
 それでレニーさんに訓練をつけてもらえばいいのよ。
 そうしたら不倫の時間、少しは減るかもしれないわ」

喜ぶアヤノを物陰から、サムが冷たい瞳で見つめていた。


「なんで落ち込んでないの?アヤノ…」


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