Ich verliebte mich in Sie.

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Bittersweet Love3

※注意:この小説は私の妄想と妄想と暴走によって作られたものです。また、ナルル王国のパワーアップ前にプレイした初代夫婦の物語ですので、多少のズレなどがあるかもしれません。それでもよろしければ、どうぞ読んであげてくださいw







Bittersweet Love



ヨハネスに告白すると決意したのは良いものの、
アヤノはなかなか言い出せずにいて、あれから数日が経っていた。

「なぁアヤノ。何か悩み事でもあんの?」
「えぇ!?な、なんで?」
「いや、なんとなくだけど。俺でよければ話聞くけど?」

最近何か言いたげな顔をしているのに何も言わないアヤノを心配して、
ヨハネスが家を訪ねてきたときのこと。
話を急に切り出してきたヨハネスにびっくりしてミルクティーを落としかけた。

「あ、俺じゃ話しにくい?」
「そ、そんな事無いんだけど、その心の準備が…」
「心の準備?」
「な、なんでもない!あの、ちゃんと言うからもうちょっと待ってほしいな、なんて」

告白すると心に決めてみたものの、やっぱり勇気がいるものであと一歩が踏み出せない。
お互いの今の関係を壊してしまうのが怖い。
告白ってこんなに勇気がいるものなんだ、と初めてのことに戸惑いつつも実感した。
恥ずかしそうにミルクティーに口をつけるアヤノにヨハネスはおかしそうに笑った。

「いいよ。アヤノが話せるときに話してよ」
「ありがとう」

ヨハネスの言葉にうれしそうに微笑んでお礼を告げると、ドアをノックする音が聞こえた。

「誰か来たみたいだな?」
「うん、誰かな。ちょっと待っててね」

席を立ち玄関のドアを開くと、そこには褐色の肌に綺麗な黒髪をお団子にした、
アクアスティルグ員の女性が立っていた。

「どちら様ですか?」

「突然すみません。私はロザリー・メドッソといいます。
 こちらにヨハネスがいらっしゃると伺って参ったのですが」
「あれ?ロザリーじゃん。どうかしたのか?」
「うん、ちょっと話があって」

聞き覚えのある声に反応したのか奥からヨハネスが出てきた。

「そっか。わかった。アヤノ悪いけど今日は帰るな?」
「あ、うん。またね」

そういうとヨハネスはロザリーと一緒に行ってしまった。
そんな二人の後姿をアヤノは見えなくなるまで見送った。
行かないで、とは言えない。自分はヨハネスの友人であって恋人ではない。
彼を引き止める権限など、持っては居ないのだ。
アヤノは一人静かに二人分のカップを片付けた。

翌日、なんとなく仕事する気が起きなくて、
早めに切り上げて王宮前通りを歩いているとサムと会った。

「あ、アヤノ。どうしたの?こんな時間にここで会うなんて珍しいね」
「うん、ちょっと今日は仕事が手につかなかったから早めに切り上げてきたの」
「そうなんだ。あ、そういえばアヤノ。彼にはもう言ったの?」

場所が場所なだけにさすがのサムもヨハネスの名前は出してこなかった。
アヤノは苦笑して首を横に小さく振った。

「それがまだなの。一歩が踏み出せなくて…」
「そう。頑張りなよ。ところでアヤノ、今夜のメニューは決まってるの?」
「ううん、まだよ?」
「だったら貝の塩蒸しなんてどう?この間食べたら美味しくってさ」

サムは相変わらずニコニコと微笑んでいて、先日食べたオススメ料理はどうかと尋ねてきた。

「そうね、最近貝類食べてなかったし、そうするわ。ありがとうねサム」
「どういたしまして。じゃあ僕はもう行くよ」
「うん、またね」

サムに手を振ってテト海岸へと向かうアヤノの背をクスクスと笑いながら見送った。

「本当、アヤノはバカがつくくらい素直だね…」


今晩のメニューも決まったことだし、
サムと話したことでほんの少し心が軽くなったアヤノは足早にテト海岸へと向かう。
テト海岸へとやってくると二人分の影が見えた。
そのうちの一人がヨハネスだと気がついたアヤノは声をかけようとした瞬間。
彼女は見てしまった。一番見たくなかったもの。
ヨハネスと、昨日彼を訪ねてきたロザリーさんのキス。
視界が一瞬にしてゆがんだ。だけどここで崩れるわけには行かない。
アヤノは自宅を目指して走り出した。するとテト海岸を出てすぐのところで人とぶつかってしまった。

「きゃっ」
「っと。大丈夫か?」
「ご、ごめんなさい」
「!」

ぶつかった勢いで倒れそうになったアヤノを支えてくれたのはぶつかった相手だった。
ぶつかった相手はアヤノが泣いていることに驚いたようだった。

「どこか痛めた?」
「い、いえ。大丈夫です」


ただ今は、早くここから逃げ出したかった…。

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